身体能力だけでは通用しない!?まずは「運動能力」を知ろう

3つの感覚 運動能力
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運動能力を高めるための【4つの感覚】

スポーツ万能で才能がある人がもっている能力のように言われていた運動能力も「たぐいまれな能力をもっている人に努力していない人はいない」といわれるほど、今は身体能力やスポーツスキルを高め身につける方法が研究され議論されています。スポーツレベルがものすごい勢いで上がっている背景にはそんな運動能力の真相が見えてきている影響があるんですね。

先生
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素質も高められるし、運動能力も身につけられます!

ただその方法は一朝一夕で身につくわけでも、これをやればいい、という単純なものでもないので、なかなか身近なものとして浸透せずにいるのかもしれません。
ここでは整体人が実践している考え方の一つ、能力を高めるために必要な【4つの感覚能力】について書いていきます。

身体感覚

一般的な身体能力は筋力筋持久力瞬発力心肺持久力敏捷性平衡性柔軟性 をいい、この7つの身体的な体力をコントロールし調整する能力も必要になります。
五感手足の巧緻性も身体能力の一つですし、病気への抵抗力、疲労からの回復力などをいうこともあり身体能力の定義はとても広いです。

幼児期に基本的な身体能力を育てることで、応用した複雑な遊びや動きを身につけることができるようになるので幼児教育や学校体育などでも大切にされる運動能力の一つです。
生涯にわたって健康的に過ごすため、衰えに負けないためなどと目的によってさまざまなとらえ方をされる能力でもあります。

私たちのいう身体感覚とは上記のような知覚的な身体能力に加え、からだをよりよく使いこなすために身体本来がもっている能力も含めたものをいいます。姿勢維持や体勢の変化への対応力、 危機回避能力、絶対音感もそうですね。頭で考えて動くのではない反射的、感覚的な能力のことです。

うつ伏せや逆さまの体勢、腕を後ろで組んでいるなどの条件が加わっても、右手の薬指を動かして!といわれてすぐに反応できますか?よく施術をしている時に右上にして横向きになってください、と声をかけてもしばらく悩んでから動いたり、反対を向いてしまう人が意外と多くいます。リラックスしていて油断している時だからということもあるかもしれませんが、自分の隅々まで感覚を通しておくというのは意外と当たり前にできているわけではないんですね。

考えすぎない子供の頃の方が身体感覚はするどい!

からだの知覚や五感を含む身体感覚はまだ言語の発達が未熟な乳幼児期が身体感覚を育て高めるのにとても適したな時期です。
感覚受容の高いこの時期により多く刺激して育てれば、あらゆるスキルを習得するための土台が大きく広がっていくようなイメージです。

この時期に育てることでより高い感覚を身につけられるだけでなく、衰えにくい能力として定着させることもできるのです。生涯体力に頼らずとも動きやすい身体を維持することにもつながることから、健康面でも重要な役割をもつ感覚といえますね。

アシスタント
アシスタント

身体感覚を育てていくと、その後習得するスキルや経験値をスポンジのように吸収して蓄えられるからだの基礎能力となるんです!

からだはスポーツや他分野におけるさまざまなスキルや経験をいきなり吸収できるわけではありません。勉強でも運筆や読み書きを覚え、知りたいと思う好奇心を育てることが重要な時期があるように、からだにも基礎感覚を幅広く育て、土台となる能力を身につけるのに適した時期があるということです。

動作感覚

身体感覚を使って自分のからだを思うとおりに動かしていく能力のことを言います。
からだを操作しているのは自分自身ですが「手をあげる」だけでも角度や高さ、スピードを一定にするのはとても難しいことなんです。肉体を鍛え上げるだけでは動作をコントロールすることはできないし、このからだを動かす能力=動作感覚には人それぞれかなりレベルに違いがあるので、意識して訓練する必要があります。

目的に応じて筋力・心肺機能の強化をすることはあっても、強化だけすればスポーツ能力が高まるわけではないですよね

自分の右手をどう動かしたいのか、その時左足はどのタイミングで動かすべきなのか…競技中に考えながら動かすのはなかなか現実的ではありません。
瞬間的に判断し思い通りの動作につなげパフォーマンスを上げるためには「からだを動かす」ための練習を積み重ね、動作感覚を育てておく必要があります。
連動性のいい動きでパフォーマンスをより洗練させ、変則的なことに対する反応で高いパフォーマンスが発揮できるようになるなど、動くこと自体の感覚を高めることが能力をひきあげることにつながっていきます。

からだを動かすための36の基本というものがあります(子どもが幼少期にお世話になった、教育番組でも人気のコンドルズさんの「遊育計画」をリンクしたので是非ご覧ください)

あらゆる遊びで運動能力を刺激しましょう…といわれてもわかりにくいですが、この36の動きは平衡系(からだのバランスをとる動き)移動系(からだを移動する動き)操作系(人やものを操作する動き)にわけて紹介されているので、バランスのいいからだ作りや遊びのヒントになると思います。
まずは正確性や、能力の高さではなく、幼いころから多くの基本動作を意識させながら遊び、繰り返し経験を積む手助けをしてあげることがとても重要です。

知的感覚

上記の2つの感覚が超越したレベルなら「他を寄せつけない天才」といわれるかもしれません…が、そんなレベルの人でさえ努力を積んでいるこの時代で通用する能力を身につけるため、この知的感覚の分野も意識して育て、動作感覚と合わせさらにパフォーマンスを高めていきましょう。

空間把握能力や予測能力などはもちろん、反応・判断力・活用力・識別力・識別能力・取捨選択能力もそうですし、指導をうける上での聞く力(語彙力)、聞いたことを動きに落とし込むイメージ力、 戦略やプレーの修正案などの計画力や発想力のことも私たちは知的感覚と位置付けています。

・キャッチボールで相手が受けやすいようにボールを投げる

という一場面でも、何度も反復して力加減だけで距離を測るだけではなかなか成長しませんし、距離が変化するたびに反復しなくてはいけないことになってしまいます。相手までの距離や高さを測る能力(空間把握や予測)が育っていれば、少ない回数で身につけることができますよね。

もっと考えて動きなさい!といわれる部分です

「どう動くか」をコントロールする動作感覚に、「どう動くべきか」を判断する知的感覚を合わせられるかで同じ練習や経験を積んでも結果は大きく変わっていくんです。

反射神経を高めたいんです!

ライバルの反応の良さに刺激を受けてレッスンに来てくれたサッカーのゴールキーパーをしている中学生がいました。
反射神経を高める、という目的に対して一つの反応だけを徹底的に反復して育てても変則的なプレーに対応できないし、スピードを上げる事だけを意識させても動き出しのタイミングが合っていなければ意味がない。相手の動きを予測したり、瞬間的な重心移動を見逃さない洞察力が身についていなければ試合で活かせる反応とは言えないですよね。さらに今まで書いてきたようにからだの感覚がどれだけ準備できているかでも反応速度は変わってきます。

このように感覚はフル活動してパフォーマンスを生み出しています。からだはよく動くのに試合は弱い、多彩な攻撃パターンに対応できない、というのは練習の工夫も必要ですが「知的感覚」を身につけていかないとその後の伸び悩みにもつながってしまいます。

競技感覚

最後に4つ目の感覚、競技感覚についてです。
競技感覚はここまで説明してきた3つの感覚「身体感覚、動作感覚、知的感覚」の上になりたつものです。より多くの感覚を身につけておくことで、競技に関する動作や思考も育ちやすい状態で取り組むことができます。

また競技は個人なのか、道具を使うのか、陸か水中かなど一つ一つ条件が大きく違うので、まずはその競技特性を知ることから始まります。ボール感覚道具を扱う能力が必要になったり、空間把握能力も、距離感だけではなくコート感覚、対人物・対物への間合いなど能力をより追求する必要が出てきます。

競技感覚に取り組むには経験年数や週にどれくらいの頻度で競技をしているかなどの条件によっても何を身につけるかは変わってきます。

ここではスポーツにおける基本感覚「リズムとアクセント」のことを話していきます。
スポーツの成長を技術的なところから追い始めてしまうと、かえって全体が見えなくなったり突然の不調につながってしまうこともあります。まずは動きをリズムとアクセントでとらえることを習慣づけていきましょう。
例えば水泳なら4泳法それぞれに基本のリズムとアクセントがあります。このリズムがずれていたり、推進力につながらないアクセントに意識が向いていると泳ぎのスムーズさも、スピードも上がりません。フリーにはフリーの、バタフライにはバタフライのリズムとアクセントがあり、それを意識せずに練習していてはからだに無駄な力が入ってしまったり、力に頼った泳ぎになってしまうのです。

まとめ

能力を高めるためにできる事がたくさんあるということは、それだけスランプや伸び悩みに対しての解決策を見つけやすいことにもなります。
一つ一つの感覚を見直して、自分の弱さと向き合い長所を伸ばすために是非活用してください。

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